御堂筋から堺筋*1

実家の親が新聞の日曜版に掲載されていたIT豆知識の記事を見て影響されたらしく、「サンダーバードで迷惑メールからオサラバしたい」と言い出したので、先週末に Mozilla Thunderbird をインストールしてきました。
うちは普段 Becky2 を使ってましたが、Thunderbird の使い方で親に聞かれても今のままでは答えられないし、自分自身 spam フィルタの使い勝手がどんなものか興味もあったので、自分自身のメール環境もエイヤっと乗り換えてみました。

Becky2 からのメールデータの引継ぎは、検索すればすぐ出てきますので省略しますが、自分にあった設定にする際に、ちょっと詰まったところがあったので、メモっておきます。

メール関係のデータフォルダの設定

うちのメール環境は、MURAMARA(ノートPC) にメールや設定など全てのデータを入れておき、以下の3通りの使い方をしています。

  • ノート PC 単体でメールを読み書き
  • 職場のデスクトップ PC に DirectHD*1 で接続した時はデスクトップPC上で読み書き
  • 自宅のデスクトップ PC に接続したときも同様

このため、メール関係の全データをノートPC内のディスクに作るように設定しておく必要があります。Becky2 なら「データフォルダの変更」をして立ち上げ直すだけでとても簡単なのですが、Thunderbird はインストール時にちょっとした設定が必要です。

この設定は Thunderbird 起動中にはできません。スタートメニューから「ファイルを指定して実行」を選び、-p オプションをつけて Thunderbird を 実行するとプロファイル作成・編集のモードに入ります。ここでプロファイルを作成する時に、プロファイルの置き場所を指定することができます。

その後、アカウントを作っていくとプロファイルのフォルダの中にメールデータの置き場が作られていきます。

送信サーバの設定

うちは個人用とか仕事用とか、複数のアカウントを使い分けていますが全て Becky2 上で読み書きしていました。
その一方で、Thunderbird の場合、デフォルトの設定のままでは複数アカウントを作成しても送信サーバは1つに固定されています。
これだと、リムネットのように送信元メールアドレスのドメインをチェックしているプロバイダに対してメールを送れない場合があるため、送信サーバも複数使うよう設定が必要です。

「ツール」メニューの「アカウント設定」を選んで「アカウント設定」ダイアログを出し、「送信(SMTP)サーバ」を選びます。そして中央右端の「詳細」をクリックすると、送信サーバを追加することができます。
さらに、それぞれのアカウントについて、「サーバ設定」の右端の「詳細」をクリックすると、現在のアカウントがメールを送る送信サーバを選ぶことができます。

設定場所がちょっとわかりにくいので、最初は見つけられずに「送信サーバって一個しか設定できひん設計なん?」とあわててしまいました(^^;)。

HTML形式でのメール編集はしない

標準ではメール文面は HTML 形式になっているのでプレーンテキストしかいじらない人は戸惑ってしまいます。

「アカウント設定」ダイアログ内の各アカウントについて、「編集とアドレス入力」を選び、「HTML形式でメッセージを編集する」のチェックを外します。

*1:SHARP のノート PC に搭載されている特殊機能で、ノート PC が他の PC の外付け HDD に化ける機能