オーディンスフィア

上映会も終わってようやく落ち着いてきたので、ボチボチ始めています。
制作チームの手によるサターンの前作 プリンセスクラウン において、グラフィッカーの方々が命を削ったに違いない…と信じたくなるほどよく動いていた美しいアニメパターンがかなり好きだったので、発表時から期待していました。
ゲームの作りはとにかく丁寧で好感が持てます。ポリゴンはそのポリポリした形状を目立たせることなく、例えば背景の書割オブジェクトである植物一つ一つをゆさゆさ揺らすのに用いられているようです。
PS2 のハードウェアは、あの高解像度のグラフィックを全て持つにはビデオメモリが少な過ぎるような気がするので、キャラクタのアニメパターンの一部もポリゴンを使ったモーフィングによりその場で変形させているのではないか…と勝手に予想しています。描き込みのアニメパターンと完全に同期しているので違和感も全くありません。
テクスチャの変形が綺麗にできさえすれば、ポリゴン数はそんなに求められないので、敵キャラがたくさん出て来る場合を除いてほぼ 60fps を維持しているのも好感が持てます。予想に過ぎませんが、もし本当なら 2D のゲームでポリゴンがこういう使われ方をしたのって、実は珍しいのではないでしょうか…。
いや、よく考えたらプリンセスクラウンの頃に謳われていた「モーフィングシステム」って、いわゆるこれの事なんでしょうか? 当時はアニメパターンの制作時にモーフィングを使っているだけで、リアルタイムな変形は使っていない…というような印象を勝手に持っていました…。もしそうなら、当時はあまりの凄まじい描き込みに全く気付いていなかった事になります…。 orz

まあそれはともかく、まだ一人目の主人公の第3章もクリアできていないので先は長そうなのですが、ボチボチ進めて行きたいと思います…。