ある惑星の物語

久方ぶりに思い出したので続けて RayForce に関連するネタを書いてみます。
RayForce の人気も落ち着いて続編 RayStorm がゲーセンでリリースされていたその頃、ドーデンさんが学生時代に公開されていた RayForce の二次創作小説「ある惑星の物語*1にどっぷりハマっていたのです。
章ごとに語り手を変えて一つの物語を多方面から捉えるその演出が秀逸で、X-LAY のパイロットの二人で交わされる会話、説得力のある的確な指示を出す軍人たち、戦闘記録の冷静かつ綿密な分析の中から徐々に自我(?)に目覚めていくコン・ヒューマンの描写から、細部にわたる文章の韻の踏み方まで、全てにおいて気に入ってしまいました。
自分にとっては、二次創作小説というものに対する見方を完全に変えてしまう程の威力があったように思います。RayForce 好きには両手を挙げて勧められる一品です。

*1:ご本人のページから学生時代のサーバ内のページへリンクをされていますが、今現在は見れないようです。が、各章へのリンク先を WebArchive.orgに入れると当時のページを読むことができます。