インターネット対応ミシン

実家に戻って晩御飯を食べていたら、母親からミシンの刺繍データをダウンロードして欲しいと頼まれました。洋裁が趣味の母がえらい高いミシンを買ったらしい、というのは前から聞いていたのですが、ネットからダウンロードできるとなると、否応にも興味を魅かれます。数年前にはやりかけてすぐに廃れたインターネット対応家電ってやつかいな…と思いつつ現物の型番を調べてみると、なんとこの機種でした。

タッチパネル液晶を搭載し、USBのCD-ROM ドライブ(ただし専用品)を接続して刺繍パターンを追加でき、起動時にジングルが鳴る(笑)えらいハイテクなミシンです。画面をよく見ていると、画面右上に OK ボタンと×印ボタンに…これってもしかして WindowsCE3.0 では…。
また、ミシン単体でネットに接続するには、専用のモデムカード(PCMCIA)を指す必要がありますが、それは買っていなかったので、他の方法がないかとマニュアルをパラパラとめくっていたら…なんと USB で PC と接続可能とあります(笑)。
ああそうか、ここからは WindowsCEPDA やハンドヘルドPC をお持ちの方ならよーくご存知の手順です。PC 側にミシン付属の CD-ROM から ActiveSync をインストールし、PC をミシンを USB で接続し、PC 側に刺繍データ転送ソフトをインストールし…なんとか PC 側にダウンロードした刺繍データを転送することができました。
途中、間違ったフォルダに転送しかけたのでキャンセルすると接続できなくなり、ミシンを再起動する羽目になったあたりはいかにも WindowsCE らしかったです(^^;)。

ミシン側の設定パネルを見ていると無線LANSSID と思われる設定画面もあったのですが、マニュアルにもミシンのスペック表にも無線LAN の文字は見あたらなかったので、きっと夢だったのでしょう…(^^;)。