代わりに得たもの

その代わりと言っては何ですが、ここ数年で新たに身につけたスキルがあります。

もともと今の会社に転職した時点で「最も普通の会社に勤務した経験が長い」という理由により、対外的な対応の際に、先方とやりとりするメールや手紙のチェックを依頼されることがありました。
それがいつの間にやら、トラブルの最中に放り込まれて半ば仲裁*1のような事をしたりしているうちに、うちの中に「下手に出るフィルター」が形成されてしまったようです。
これを通せば、どのようなキツい文面もあら不思議! たちどころに相手を刺激しないよう細心の注意を払ったマイルドなお願いの文面になってしまいます。*2

使用前「送る言うたやろどないなっとんねん」

使用後「お送り頂けると伺っておりましたが、?月?日の時点で届いておりません。大変お手数をおかけして恐縮ですがご確認頂けないでしょうか。よろしくお願い申し上げます」

使用前「画像が壊れとるやんけさっさと送り直さんかい」

使用後「こちらで確認したところ、?フレーム目の画像を正常に読み込むことができませんでいた。まずこちらのPC環境を疑い複数のPCで確認しましたが、結果は変わらずでした。大変恐縮ですが、再送の手配をお願い頂けないでしょうか。なにとぞ、なにとぞよろしくお願い申し上げます」

他にも「お世話になっております」と「よろしくお願い申し上げます」のフレーズに限ってタイピングのスピードが 3 倍速になったりと、なんだか妙な方向に自分が最適化されつつあるような気がする今日この頃です。これでええのかなぁほんまに(^^;)。

*1:というよりは防火壁と言った方が正確かも知れません。orz

*2:もちろん、もとの文面で相手に求めていた要素は不必要にボカさず、明確に伝わるようにしていますが…。