ないものを探せ!

仕事も一段落ついてそろそろ帰ろうかと思った矢先、すでに帰宅したボスから電話がかかってきました。
何やら、大事な書類に社印を押して発送するのを忘れたそうで、代わりにやっとけとの指示でした。そしてその書類はボスの机の上に 1m 近く無造作に積み上げられた書類の山の中にあるとのこと。2〜3日前に届いたものなので、上の方にあるやろしすぐ見つかるやろ…とのことでした。

しかし、探しても探しても見つかりません。書類の色や大きさなどの手がかりを尋ねようとボスに電話したところ、次のような返事がありました。

「あっ、カバンの中に入れたままかもしれへん。見つかったら連絡します」

ガーン! …存在しないものを探すことほど、大変なことはありません。
ある事を証明するのは簡単で、それが見つかった時点で探索をやめればよいのですが、無い事を証明するには全てをひっくり返して確認する必要があります。途中で見落す可能性も考えると同じ所を何度も確認する必要があって相当な手間になります。探す対象が広がっていくと、実質不可能になるでしょう。

一般的には、無い事を証明するのは不可能なんでしょうか。…と思い至ったあたりでキュピーンと思いつきました。

いや、それを発見して「確実に処分」すれば、ない事を証明することが可能です!

…人はそれを証拠隠滅と言います。orz
なんかとてもブラックで後向きな発想になった所で、今晩はさっさと寝よう…。