やっと落ち着いた

新年早々、映像の納品トラブル対応と、昨年やってた開発仕事の修正が重なってドタバタしておりました。

こちらの仕事は、連番画像のファイルで作者の方から送付された映像素材に字幕やスタッフクレジットを合成するというシンプルなもので、問題が無ければ昨年末に終わっているはずでした。

ところが、チェックのためムービー化した映像をじーと眺めていると、ある1フレームだけ画像の端にノイズが載っている、という問題が発生しました。
まずこちらのPC環境を疑いましたが、複数の PC で試しても同じ問題が出るため、送付の時点で既にノイズが載っている事がわかり、作者の方に再送付してもらう必要がありました。
ところが、再送付後も他の所で同様の問題が起きていました。たった10分ちょいの映像とはいえ、一瞬でも瞬きするとその部分の問題を見逃してしまうため、数回見直す程度で問題の全てを検出するのは至難の業です。*1
うちの職場では毎年2時間程度の映像作品についてこうしたチェックをしていますが、こういう問題が起きるのは2〜3年に一度だそうで、10分の作品でここまで頻発するのは珍しいそうです。
作者の方の所で、画像書き出し時のハードディスクが傷みかけているような気がしたのですが、先方もすでに把握してはるでしょうし、わざわざそれを指摘したところで、気を悪くされてしまう危険性やハードディスクを交換してもらう手間を考えるとさらに納品が遅れるため、敢えて指摘はしませんでした。
結局こうした事を何回か繰り返し、映像を見直した回数は数十回に及んだと思います。ようやく問題のない事を確認した時、思わずこうつぶやいていました。

「どう見ても大丈夫です。本当にありがとうございました」

素材に感謝するというのも変な話ではありますが…いやそれ以上のネタはありませんよたぶん(^^;)。

*1:そういう意味では、映像制作会社の QC 部門てすげー大変な仕事だと思います…